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電験3種持ち実務未経験で電気主任技術者になれる?実際のところを電気保安会社に直接聞いてみました!


どうも@電タクです。

このブログを運営しだしてから結構な数の質問を頂くようになりましたが、その半分近くは
「どうやったら電気主任技術者になれるか?」
という内容のものが占めておりました。

まぁ、電験3種以上の資格を取得する必要があるのは鉄板条件ではありますが、資格を取った先のストーリーが結構人によって見解がバラバラな印象があり「ビルメン経由して転職重ねて運がよければなれるかも」とか「そもそも資格保有者が飽和してて需要がないから無理じゃね?」などなど、結構ネガティブよりなお話が多いように感じます。

「じゃぁ実際のところどうなっているの?」という部分が非常に気になってきますが、実はあるご縁があって電気保安業界の第一線で活躍されている日本テクノ株式会社様がこちらの取材に応じてくださることになりました!

電験3種持ちでジョブチェンジを考えられてる方、これから電験3種を取ろうと考えている方の多くが抱える悩みを目一杯伺ってきましたので、その模様をお伝えしていきたいと思います!



いざっ!日本テクノへ



色々と調整をさせて頂いた結果、電タクの住まいが京都というのもあり、日本テクノの大阪サービスセンターにて取材をさせて頂くことになりました。

ちなみに、日本テクノ様は各都道府県にオフィス/営業所を多数構えられてるようで、その企業規模の大きさに「本当に取材させてもらってもよいの?」と思いましたが、日本テクノ様のご厚意で場を設けて頂けましたので非常に感謝しております。


保安部、広報室の方々とご対面


今回、取材に応じて下さるのが、保安部の阪口様、松嶋様、広報室の清久様の3名となっております。実際に現場を見られている保安部のお二方と企業プロモーションを全般に行われている広報の方にお話が伺えますのでとても心強いです。

電タク:
本日はお忙しい中、わざわざこのような取材のためにお時間と取って頂き有難うございます。今回は電気主任技術者を目指す方々が抱える就業に関する悩みを中心にいくつか質問を用意してきましたのでよろしくお願いします。

阪口様 松嶋様 清久様:
お手柔らかにお願いします。


というワケでここから質疑応答を会話調でお届けします。


【質問その1】
電験3種持ち実務未経験の方が電気主任技術者になることは可能?

電タク:
まず最初に、電験3種以上の資格保有者で実務経験がない方の就業事情についてお聞かせください。

例えば電気保安業務以外の業界の方が電験3種を取得された場合、次に目指すのはやはり電気主任技術者として就業することになってくると思いますが、電気保安業界の採用基準として実務経験の有無を設けられてるところが多い印象を持ってます。

やはり、資格保有のみの実務未経験者が電気保安業界に転職するのは現実的には厳しいものなのでしょうか?

阪口様:
日本テクノの場合、日本テクノの保安部と日本テクノ協力会・日電協(以降、協力会)の2つの組織を持っており、協力会側に関しては電験3種以上の資格保有者でかつ実務経験4年以上の方を対象に募集をしてますが、保安部に関しては特に実務経験の制限を設けてないので、電験3種の資格とやる気さえあれば積極的に採用を行っております。

電タク:
実務経験が全く無くてもOKなんでしょうか?

阪口様:
もちろん、実務経験があるに越したことはありませんが、ない方については保安部のほうで実務経験を積んでもらう形を取っており、一人前になって独立したい方は協力会に移ってもらうことも可能です。ただし、一人前になるには7~8年くらいはかかると思います。

電タク:
なるほど。技術職のため年月はそれ相当かかりはしますが、スタートラインに立つことが出来るというのは電気主任技術者を目指す方々にとってはかなり希望が持てるお話だと思います。ちなみに異業種の方でどういった方が入社された実績がございますか?

阪口様:
自衛隊を退官されて日本テクノに入られた方がおられます。自衛隊の場合、階級によって定年が異なりますが、その方は確かご入社当時は55歳であり、まだまだ働き盛りのご年齢でしたので。

電タク:
なるほど。確かに異業種も異業種ですね。

松嶋様:
そもそもの話、電験3種を取ったけど働けますか?といった問い合わせが全然こない。もちろん採用基準は設けてますので誰でも採用する訳ではないですが、働ける可能性は非常に高いんですけどね。

電タク:
えっ!?そうなんですか。。

やはり世間的に電気保安の仕事に就くにはハードルが高いという先入観と、そもそもの業界知名度がそれほど高くないのが影響してるかもしれませんね。

実際のところ、私も身内に電気主任技術者をやってる人が居なかったらこういった職種があることすら知ることはなかったと思いますし。

松嶋様:
その辺の話は日本テクノというよりは電気保安業界が抱える課題とも言えますね。
もし電タクさんのブログに電験取ったけどどうしたらいい?って問い合わせが来たらぜひ紹介してください。

電タク:
はい。即紹介させていただきます!



電気保安会社に入るにはハードルが高いもんだと考えてましたが、かなり意外な回答をもらうことができました!てか、問い合わせが全然ないってのが逆に驚きでした。

ちなみに冒頭で話に出ていた日本テクノ協力会・日電協についてですが、こちらは日本テクノが運営を行っている協会事業となっており、経済産業省産業保安監督部より「外部委託承認申請の承認を得た会員」で全国68拠点85グループで構成された組織となっており、現在1,200名ほどの会員がいるそうです。

日本テクノが強力なバックアップを行っている組織なので、日本テクノ本体側で電気主任技術者の卵を育てて、将来的に協力会に入ってもらう形も取れるとのことです。


【質問その2】
技術者の人材確保に向けた取り組みについて

電タク:
では、次の質問ですが、以前、私のブログ内でも少し話題にさせてもらったんですが、今年の3月に経済産業省から「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」という資料が公開されており、その中で2020年あたりから徐々に電気主任技術者の人口が減少していくと予測を立ててます。

少し前の情報になりますが、今年の3月12日に経済産業省より「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」というタイトルの資料が公開されており...


電気保安業界も日本の少子高齢化の影響をダイレクトに受ける形となりますが、そのあたりを踏まえて人材確保に向けた取り組みは何かされていたりしますでしょうか?

阪口様:
日本テクノでの取り組みとしては、環境市場新聞という新聞を独自で作成しており、地球温暖化をはじめとした環境問題に関する情報や電気保安業界に関する時事ニュースなどをまとめております。また、あわせて技術者の方々への募集もこちらの新聞で行ってます。

詳細はこちら → http://econews.jp/newspaper/

電タク:
新聞を発行されてるとはなかなかすごい取り組みですね。


阪口様:
環境市場新聞は年に4回、30万部を無料配布しており、特に特高(特別高圧)の専任を行ってる方などを中心に配布しております。技術者の方々が定年退職された後に協力会に入って頂けるようこちらの新聞でアプローチを行ってます。


電タク:
無料で配られてるんですか?!会員の方のみの情報誌とかならよく聞きますが、一般向けに無料でここまでやられている企業様ははじめて聞きました。


松嶋様:
その他の取り組みとしては、これから電気主任技術者になりたい方向けに業務説明会や現場体験会を実施して、仕事内容の理解や実務の体験をしてもらえる取り組みを行ってます。それぞれ全国各地で行っており、現場体験会に関してはキュービクルを使って実際に測定をしている状況や測定器具の使用方法等を説明してます。

電タク:
元々その仕事をしてないと経験する機会がほとんどないため、実際に電気保安業務に触れる機会を設けて頂けるというのはかなり貴重ですね!

阪口様:
あと、根本的な話になりますが、電気主任技術者として働くまでのハードルが高いのもボトルネックになっているのもありますので、経済産業省などや経団連にも規制緩和が出来ないかと意見を上げております。
なかなか思うようなスピード感では進みませんが、これからも色々な意見を上げ続けようと考えております。

電タク:
会社としての取り組み、業界全体を見据えた活動とかなり色々と動かれていることが分かりました。



オリジナルの新聞発行に定期的な業務説明会、現場体験会の実施と企業として様々なアプローチをされていることが分かりました。ただし、話の中でも仰ってましたがそれでもなかなか人が集まらないとのことなので、電気保安業界の認知度アップと阪口様が仰ってた「規制緩和」が今後のカギを握るように感じました。


【質問その3】
電気保安業務の今後について


電タク:
個人的に興味のある話になりますが、近年、AIやIOTなどのソフトウェア技術がもの凄いスピードで発達してきている印象がありますが、今後、電気保安業務自体のあり方などもこれらの影響で変化していくのでしょうか?

阪口様:
IOT技術に関しては密接に関係しており、現在も電力のデマンド監視装置や漏電監視など遠隔での監視/管理が出来るように仕組み化されてますので、今後さらなる発展をしていくのは確実でしょう。

また、先ほどの質問でありました人材不足の問題に関しても、人を集めるための施策と同時になるべく人を必要としない技術的な仕組みや法的な制度設計をしていかなくてはいけないと考えてます。

しかし、人による点検業務をなくすのは難しいと思います。

電タク:
その理由とは何でしょうか?

松嶋様:
平常時に関しては人を介さない形での保守でも問題ないとは思いますが、例えば災害が起こった場合などクリティカルなエリアでなくても設備に異常をきたしているケースや今後の事故に繋がる些細な部分故障などが今まで頻繁にありました。

そういった事象に関してはソフトウェアの力だけではどうしても発見できないものも多いため、そういう意味で人手による保守・点検業務はなくならないと考えてます。

電タク:
確かに。どれだけ技術が発達しても火事は起こりますし、それを解決するための消防の仕事もなくならないのと考え方は同じですね。

松嶋様:
事故は起きていないけど未然に防止するということが点検の大きな目的ですから。



ソフトウェアの技術が進歩していったとしてもどうしても人が関わっていかないといけない部分が電気保安業務には必ず存在するということが今回分かりました。確かに設備、装置自体が破損した場合は人的に手を加えないとどうしようもないので納得です。


【質問その4】
最後に電気主任技術者を目指す方々に何か一言

電タク:
では、最後の質問となりますが、今後、電気主任技術者を目指す方々に何かメッセージがあればお願いします。

阪口様:
世の中的には少子高齢化の流れは止められない状態にありますが、日本テクノとしては高齢者の部分にフォーカスを当て、定年退職後に活躍して頂ける環境を広く提供していくよう努めてます。

実際に協力会では80歳でも元気に活躍されてる方もおられますので、定年退職から新たなスタートが切れるお手伝いをしていければと考えてます。

なので、冒頭の質問でもありましたが、資格保有者で労働意欲に溢れる方は日本テクノとしても歓迎していく姿勢は変わりませんので、ぜひともお願いします。

電タク:
まさに働き方改革を地で行ってる感じですね!

清久様:
あと、少し話が逸れますが、働き方改革という意味ではこちらの新聞にも書いてる通り「GIFTキャディ」という働き方を開始してます。


日本テクノでは定期的にお客様のところに訪問するGIFT営業というのを行っており、そこで現在の状況をお伺いしたり電力の使用改善の提案などを行っておりますが、そういった営業をして頂く方々を自由出勤の形で採用しております。

育児や介護などでなかなか外で働けない方々のお役に少しでも立てるように今後もこういった制度を導入していくように取り組んでます。

電タク:
今の時代、ワークスタイルも多様化していってますので、GIFTキャディのような制度があると働く側も私生活とバランスをとりつつ仕事が出来るのでとてもよいですね。

本日は貴重なお時間を取って頂き本当にありがとうございました!
大変に勉強になりました!

阪口様 松嶋様 清久様:
こちらこそご足労頂き有難うございました。


まとめ

取材前は、電気主任技術者として働くにはそれなりにハードルはあるだろうとは考えてましたが、取材の中でハードル自体はあるが当初思っていたよりも遥かに低く、かつ企業としても今後そのハードルを下げていこうという姿勢を垣間見ることが出来ました。

今まで電験3種を取ったはイイがこの後どうしたらよいか悩んでおられる方々にとっては、かなり希望が持てるお話になったのではないかと思います。

    ■取材のまとめ
  • 年令問わず実務経験が足りてなくても将来的に電気主任技術者として働ける。ようは「電験3種」と「やる気」があればOK。
  • 技術者は常に不足しており会社としても様々なアプローチをしている。電気主任技術者として働くためのハードルも下げるための努力もしている。
  • ソフトウェア技術が進歩し電気保安の仕事も省人力化する部分も増えていくとは思うがゼロになることはない。
  • 日本テクノでは働き方改革を全面的に推進している。

なお、取材の中でお話が出てました業務説明会や現場体験会などについては、随時行っているとのことでしたので、詳しくは日本テクノか協力会のホームページでご確認ください。
※直接面接受けたいというのも可能みたいなんでその辺も直接問い合わせてみてください!

日本テクノ株式会社
URL:https://www.n-techno.co.jp/
TEL(総合):0120-107-428※月~金 9~17時
日本テクノ協力会・日電協
URL:https://www.nichidenkyo.jp/
TEL(総合):03-5909-5320※月~金 9時半~17時

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